インフラ系エンジニアの悪循環

みなさんは、インフラ系エンジニアというとどういったイメージを持っていますか。IT系の仕事をしている方でも、「インフラ系エンジニアって、ネットワークエンジニアのことだろう」と思っている方もいれば、「ファシリティエンジニアだろう」と思っている方もいると思います。それだけ、インフラ系エンジニアの仕事環境を知らない方が多いということなのです。

では、インフラ系エンジニアの悪循環による環境について、ご紹介しましょう。実は、インフラ系エンジニアというのは、サーバーエンジニアと呼ばれている職業と近いもの。サーバーエンジニアと聞くと、「仕事が忙しくて、きつそう」というイメージを持っている方もいるでしょう。そのため、インフラエンジニアを希望する方が少ないのが現状。「トラブル対応も必要となれば、24時間シフトだろうから、プライベートがなくなりそう」と感じている方も多いと思います。こういった状況から、インフラ系エンジニアが育ちにくい環境と言えます。

「インフラ系エンジニアになりたい」と思っている人がいても、実際にはインフラ系エンジニアを育てるための道筋がしっかりと整備されていないということも上げられるでしょう。そうなれば、自然と力のあるインフラ系エンジニアは育たない環境となってしまいます。希望者も少なく、かつ希望者がいても育てる環境が十分にないとなれば、悪循環により人手不足となってしまうのは頷ける状況なのです。

これからは、こういった悪循環を改善していくことが大きな課題となるのではないでしょうか。
「インフラ系エンジニアになりたい」と思っている方の中は、「実際にどうすれば、インフラ系エンジニアになれるのだろう?」と疑問をもっている人もいると思います。こういった方は研修制度などが整っている企業への転職が近道となるでしょう。ただし、将来ずっと活躍し続けるインフラエンジニアになるためには、自分のキャリア幅を広げていくことを忘れないようにする必要があります。需要が高いインフラ系の現状とキャリアアップへの方法をしっかり学習し、努力することがこれから先ますますと求められると言えます。